最後に見たのはいつだっただろうか?
当たり前のように共にあり、移ろい変わる姿に想いを馳せる時もあった。
けれども、その感覚が衰え思考すら覚束無い。
深い深い森の中に歩み行く。
暗い暗い闇の中に沈み行く。
甘美な唄に誘われ辿り着いたその奥で私は眠りにつく。
もう覚えてはいない。
だが、こんなに美しいと思った事はない。
ここで終焉を迎えるのならば悪くない。
私がこの地に相応しいのならば再びこの景色を見る事が出来るだろう。
深く深く眠る。
いつまでも。
暗く暗く明かりも届かぬこの森で。
再びこの眼が開いた時は、鮮やかで華やかな世界が待っているのだろうか?
孤高の魔女。
己が魔力を森の為に捧げ、森の為に生きる。
純粋で正統派。
魅惑の魔女。
誰にでも甘く優しく微笑みを返し、誘う。その本意もその先も誰も知らない。
風来の魔女
多くの知識を持ち、その種を撒き散らす。誰の為でもなく、感情の赴くままに気ままに。
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